鉄骨とびとして現場で活躍するなら、金属の加工が容易にできるアーク溶接技術をマスターしましょう。
アーク溶接技術を身につけておけば建設現場はもちろんのこと、自動車メーカーや造船、配管など金属を扱った現場で大いに役立ちます。
手に職を持つという意味でも、アーク溶接技術は非常に世の役に立つ技術といえます。
アーク溶接はその時々によって、溶接する母材の性質を考慮して溶接を行っていきます。
いずれにしても溶接棒を使って溶化材を溶かし、結合していく方法に変わりはありません。
簡単な手順を言うと、まず溶接棒を結合したい部分に近づけます。
すると溶接棒から電流が発せられ、その電流によって金属が熱せられ、溶接出来るようになります。
対象物によって電流の大きさを調整し、必要以上に電流が発せられないように注意します。
力が強過ぎてしまうと金属が溶けすぎて、結合部分がきれいな形状を保つことができません。
そういった微調整も溶接作業者には大切になっていきます。
なお、溶接棒を近づけすぎてしまうと溶接棒自体が対象物にくっついてしまうので注意しましょう。
溶接した部分を溶接痕と呼びますが、跡があまり凹凸がなく、平らになっていると上手な溶接ということになります。